Leximo / Leximo apps

「LeximoはHA[=High Availability(※1)]クラスターソフトウェアです。24時間365日連続運転が求められるシステムを安定的に稼働させることを目的としたソフトウェアです。」

製品構成

Leximo/base

Leximoの基本機能であるシステムの状態監視、ジョブスケジュール機能などが搭載されたパッケージソフトです。

Leximo/duplex

24時間365日連続運転を実現するため、複数の物理マシン上にシステムを待機させ、万が一停止するようなことがあった場合でも即座に待機しているシステムが動作させることを可能にするパッケージソフトです。

Leximo/alert

Leximoが動作する複数の物理マシンの状態、システムの状態を監視・ログ保存するとともに、システムが独自に報知するアラームなどを音声報知する機能を提供するパッケージソフトです。

  • (※1)High Availability 高可用性のこと。HAと略記されることもある。

Leximo apps/Communicaion データ交換アプリ

XML、テキスト、ファイル、メールを当アプリが提供するAPI、コマンドで一括して送受信することができます。
送受信記録をログとして保存するため、エラー発生時に原因の特定が行えます。転送先の障害などで送信エラーが発生しても復旧を待って送信する機能をもっているため、データ送信抜けが起きないようになっています。
受信についても当アプリがデータを保存しているので、受信システムが停止していた場合でもデータ抜けが起きません。

Leximo apps/WaveReceiver 地震波形DBアプリ

WIN32(※2)形式もしくはMini SEED(※3)形式の地震波形データを受信し、WIN32ファイル形式もしくはMini SEED形式でデータ保存します(※4)。
当アプリが提供するAPI、コマンドで任意時刻/サイズの波形データを切り出すことができます(※5)。WIN32/Mini SEED以外のデータ形式についても、別途有償でカスタマイズ可能です。大容量ストレージと連携する機能があり、シームレスに長期データを保存、アクセスすることができます。

Leximo apps/EEW 早期地震検知アプリ

地震波にはP波(Primary)とS波(Secondary)があり、P波の方がS波より速く伝わる性質があります。

強い揺れによる被害をもたらすS波が伝わる前に、P波から震源位置、マグニチュード、各地域のS波到着時刻、予測震度を計算し、警報データを生成することができます。Leximo apps/Communicationと連携することで、警報データを様々なシステムに同時送信することも可能です

Leximo apps/TimeControl 時刻制御アプリ

シミュレーターなどで過去地震イベントの検証を行う場合、受信済の波形データの波形時刻をシステム時刻に合わせる加工を行う必要がありますが、当アプリを使用すればマシンのシステム時刻を変更することなく、アプリケーションを任意の時刻で疑似的に動作させることが可能となります。

Leximo apps/PacketRecorder TCP/IPパケット保存・再生アプリ

TCP/IPプロトコルで送信された波形データを保存し、保存したキャプチャーを再現送信する機能をもっています。任意のsource/distinationアドレス、ポート番号に対してパケット送信することも可能です。Leximo apps/TimeControlと連携することで、過去地震の完全なシミュレーションを実行することが可能になります

  • ※1高可用性のこと。稼働率向上のため、「HAクラスタ」は、停止時間を最小限にする高可用性システムである。
  • ※2東京大学で開発されたデータ形式を防災科学技術研究所で拡張したデータフォーマット。
  • ※3Mini SEED は、波形データのみを含むSEEDフォーマットを簡素化したバージョン。観測点とチャネルメタデータは含まれません。Standard for the Exchange of Disaster Data ( SEED ) は、主に地震波形時系列データと関連メタデータの保存を目的としたデータ形式。
  • ※4保存チャネル数は最大10万チャネル。対応するサンプリング周波数は1Hz~1000Hzまでの任意の周波数及び時間値、分値に対応。収録性能はサンプリング周波数200Hz地震波形データで毎秒10万チャネル収録可能。
  • ※5対応フォーマットはWIN32/mini seed。サンプリング周波数200Hzデータ 500チャネル60秒分を1秒で取得可能。